■建築研究資料

年最大積雪深及び年最大積雪強度の再現期間値

和泉  正哲,   城  攻,   桜井  修次,   三橋  博三,   前田  博司,   高橋  徹,   室田  達郎,   岡田  恒

建築研究資料  No.67,  1989,  建設省建築研究所


<概要>

  本資料は、建設省総合技術開発プロジェクト「雪に強い都市づくりに関する総合技術の開発」の研究成果の一部であり、建設物等の設計用積雪荷重設定の為の基礎データを提供する目的で実施された積雪深に関するデータの収集解析結果をとりまとめたものである。このデータの収集解析は、(財)国土開発技術研究センターに設けた和泉東北大学教授を主査とする「建築物等の設計用積雪荷重設定方法の研究作業部会」が担当した。
  収集されたデータは、全国423観測地点の冬季における約30年分の冬季における毎日の積雪深である。本資料では、極値解析手法の検討を行い、データに基づき、年最大積雪深ならびに積雪強度の再現期間値が求められた。更に、国土数値情報に基づく地形データと積雪深との重回帰分析も行われ、観測データの空白域の積雪状況の推定も行われた。


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