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木毛セメント板の曲げ強さ及び撓みと壓縮率について
栗山 寛
建築研究報告 No.1, 昭和24年3月 建設省建築研究所
木毛セメント板は主として壁體材料として使用される,この樣な用途に對して要求される性能の中,或る程度の曲げ強さと取付下地面の凸凹に順應するに充分な撓み變形の量は必要條件である,又壓縮(所謂滅込)に對しても或程度の強さが必要である。 本報告は市販主要木毛セメント板の曲げ試驗並に壓縮試験を行ひ,曲げ破壞強さ,破壞に至る迄の各荷重時の撓み及び壓縮率を測定し,それらの間の相關性を求めたものである。尚本實驗を行ふにあたり東京工業大學助教授狩野春一博士の御指導を賜った。記して謝意を表する。
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