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住環境と精神健康に関する研究
渡辺圭子
建築研究報告 No.101 December 1982, 建設省建築研究所
本研究は「人間の精神健康度はストレス因子と住居を含む生活構造との関数である」という仮説のもとに、住環境が居住者の心身健康にどの様な影響を与えているかの解明を質問紙法によりおこなったものである。 人間の精神健康は物理的、社会的な外的刺激とこれに対する個人の対処能力との相互関係で決定されると考えられる。住環境と精神健康との関連については、居住者をとりまく住環境条件から蒙るストレスをどの程度感じているか、これらの条件に充分な対処ができず困難を感じているものは心理的健康に何らかの支障をきたし、心身不健康の現象を示すのではないかとの視点から調査分析をおこなった。
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