鉄筋コンクリート造建築物の超軽量・超高層化技術の開発
青山 博之*1、平石 久廣*2、桝田 佳寛*3、阿部 道彦*4、塩原 等*5、
上之薗 隆志*6、勅使川原 正臣*7、野口 博*8、藤谷 秀雄*9
建築研究報告 No.139,2001 国土交通省建築研究所
|
<概要> |
本報告は、昭和63年度から5箇年計画で、従来強度の24倍の強度を有する高強度で高品質のコンクリートおよび鉄筋を用いた新しい鉄筋コンクリート造建築物の開発を目的とした総合技術開発プロジェクト「鉄筋コンクリート造建築物の超軽量・超高層化技術の開発」(略称:New
RC)の成果を記したものである。以下の9つの事項について報告している。
-
New RC総プロ発足の背景となった高層鉄筋コンクリート造の住宅建築物の発達の経緯とその構造上の特徴および耐震設計法と地震応答解析
-
New RCプロジェクトの開発目標、開発体制および成果の概要
-
高強度コンクリートと高強度鉄筋の開発およびその機械的性質等
-
高強度コンクリートと高強度鉄筋を使用した鉄筋コンクリート造部材および、これらの部材を組み合わせた接合部の構造性能を評価する手法、ならびに部材に要求される構造性能を確保する手法
-
鉄筋コンクリート構造の非線形有限要素(FEM)解析モデルの開発、解析例、非線形FEM解析のガイドラインおよび非線形FEM解析
-
New RC構造設計ガイドライン(案)
-
設計用地震動
-
実大規模の施工実験の概要と高強度鉄筋コンクリート造の施工標準の内容
-
3つの超高層鉄筋コンクリート構造物の実用可能性に関する検討及び高強度材料を用いて実際に設計施工された超高層RC建築物
*1 東京大学工学部名誉教授
*2 建設省建築研究所基準認証研究センター
*3 宇都宮大学工学部建築学科
*4 工学院大学工学部建築学科
*5 東京大学工学部建築学科
*6 建設省建築研究所基準認証研究センター
*7 建設省建築研究所第三研究部
*8 千葉大学工学部建築学科
*9 建設省建築研究所基準認証研究センター
|