■建築研究報告

構造工学における研究と設計のプログラムストラクチャー

中野  清司

建築研究報告  No.71,  1975  建設省建築研究所


<概要>

  構造物の建設は日常の営みとして、多数の技術者・技能者によって行われており、また一方では、構造工学の研究も年々その質と量との向上が達成されており、膨大な量の技術情報が蓄積されている。しかしながら、建設行為と研究行為との連繁は必ずしも円滑には行われていない。これは本来、前者が総合化を指向し、後者が分析を指向するものであることに起因するものであろうが、技術全体の有効性を阻害する結果を招いている。
  本研究は、上述の連繁を改善するための緒を見出すために行われたものである。



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