s町村マスタープランの策定状況に関するアンケート(13/16)/5.策定のプロセス(つづき)


(4)住民意向の反映

 (イ)s町村の住民参加に関する意識

「問:s町村マスタープランの策定に際し,住民参加にどの程度力を入れましたか」(策定済の市町村)

s町村の住民参加に関する意識


 (ロ)住民参加の方法

「問:策定にあたりどのような住民参加の方法をとりましたか」(策定済・策定中の市町村,複数回答)

住民参加の方法


 (ハ)住民参加の例

(住民参加で力を入れた例)

・まちづくり協議会・地区協議会を数多く(延べ65回)開催するとともに、論文やひと言提言の募集、都sづくりミニシンポジウムの開催(11回)を行った。

・Q加者固定(ただし公開でオブザーバーは自由)のワークショップで連続して白?ゥら議論した。Q加者の提案は公表し、sと策定委員会が回答集を作成してマスタープランの内容に反映した。

・住民によるまちづくりフォーラム(意見交換会)を開催。6〜9名の少人数グループに分けて十分に討議をし、結果を広報紙等に掲載した。討議の進め方は、各ゥの意見を付盂?ノ書いてもらい、意見集約の効率化を図った。

・PRリーフレットの全戸配布、意見葉書による提案募集、シンポジウム、住民の意見を聴く会、説明会の開催、方針案のパネル展ヲ等を行った。住民からの意見や提案と行政の回答とは、「住民参加の記録集」としてまとめた。

・全世帯アンケートをもとに「たたき台」を作成し、説明会やポスターセッションの実施等を通じてさらに意見を収集した。

・小学校区単位で20名程度のまちづくり委員会を編成し、地域別まちづくりのアイデアを図面上に自由闊達に描いて頂いた。

・大人はもとより小学生からの意見を集約するなど、幅広い年齢層の意見を反映させた。

・以前から都s計画マスタープランに準じた計画を持っていたので、これをもとにアンケートや意見交換会を行って策定した。

・広報誌で2ヶ穴ヤ特集記魔霑箸漾▲▲ぅ妊∧臀戸價碚同封して提案を募った。

・インターネットを活用して策定過程を公開し、PRと意見収集を行った。


(住民参加に関する反省点の例)

・マスタープランに対する住民の関心が低く、フォーラム等を開催しても参加者が少ない。

・説明会を通じて、住民の都s計画に関する認ッ度の低さを痛感した。広報誌、新聞折込みなど様々な方法で周知等に努めたが、効果的なものではなかったと思う。

・広報紙、パンフレット、アンケートなどによりマスタープランの意義について啓発活動をしたが、住民の反応はいまひとつ盛り上がらなかった。一方、同時に進めていた景観計画ではワークショップを取り入れていたので、同様な手法で時間をかけた方が良かったと反省している。

・s民は具体的でない将来構想等にはあまり興味を示さず、説明会ではほとんど意見が出なかった。

・各地区で説明会を開催したが、都s計画の説明に労力を要し、中身まで議論が発展しなかった。ただ、住民参加型まちづくりの気運は醸成できたと思う。

・説明会では一部の住民の方々が手続き論に終nし、具体的な施策についての論議が少なかった。

・住民の理解を得るため行ったはずの図化が住民の意識に残ってしまい、誤解を招く結果となった。

・住民からの意見には都s計画以外のものも数多く出され、対応に苦労した。

・地区説明会をこまめに開催してきたが、マスタープラン作成中に県の道路計画が発表され、住民はマスタープランにはほとんど関心がなく、一方道路幕ニの説明会では反対が相氓ャ、整合をとることが難しかった。


(その他の策定プロセスに関する反省点の例)

・県がマニュアルを作り指導してくれたが、県下一律に同時期の策定を強く求められたため、地域別構想の作成にも時間をかけた住民への対応ができなかった。

・県の意向で用途地域の見直しと市町村マスタープランの策定とを同時期に進めなければならなかったが、用途地域の見直し案が先行し、s町村マスタープランが後追いする形となって、十分な議論や市民参加に力点をおくことができなかった。

・県等の関係機関との協議で多くの制約を受け、町の独自性がほとんど反映できなかった。

・整備プログラムを作成したが、住民の利害得失を内包しているため公開できず、庁内資料として活用している。

・地区の計画づくりに重点をおき、これらを全体構想に積み上げる方法をとるべきだったと反省している。