■建築研究資料 |
No.190号(2019(平成31年) 4月) |
<概要> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本調査の目的は、住宅及び建築物の省エネルギー基準における一次エネルギー消費量の評価法に潜熱処理の影響を反映するための方法を開発することである。まず、住宅、非住宅ともに、生活行動パターンや建築特性、潜熱負荷発生条件に関する知見を収集し、これを元に潜熱負荷を適切に考慮した熱負荷計算法の構築を行い、潜熱処理の影響を考慮した負荷計算方法を開発した。また、デシカントシステム、家庭用エアコン(除湿モード)を対象とした実験室実験を行い、建物側の負荷特性や外気条件ごとの吸放湿特性を明確にした。また吸放湿特性を再現する数理モデルの構築を行った。これらの結果を基に、潜熱負荷処理メカニズムを踏まえた空調設備システム評価法の体系を明らかにし、省エネ基準の評価ロジックに反映するための方法を示した。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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